肌を痛めず効率的な脱毛をするには『毛周期』と言われる毛が生え変わるサイクルを意識する事が大切です。脱毛方法や脱毛部位によってもベストな間隔があるので、それぞれ詳しく解説いたします。
脱毛間隔は毛周期の期間に合わせるのが最適!
脱毛のタイミングは毛周期に合わせるのが最適です。毛周期とは、毛の生え変わりのサイクルのことで、大きく『成長初期→成長後期→退行期→休止期』の4段階に分けられます。
休止期は毛が抜け落ち、毛穴がカラッポの状態なので、基本的に脱毛は毛が生えているのが見える成長初期・成長後期・退行期の毛にアタックすると考えましょう。
残念ながら毛周期を毛の見た目から見分ける事は不可能です。しかし、脱毛の間隔を一定にする事で、毛周期を乱さず脱毛できると言われています。
脱毛サロンに通うの場合の最適な間隔
脱毛サロンで採用されている脱毛方法は『光脱毛』です。(フラッシュ脱毛と言われることもあります。)
光脱毛は脱毛したい部位に特殊な光を当てていくことでムダ毛に熱を与え脱毛するので、熱を蓄積しやすい黒い毛に効果を発揮します。痛みが少なく比較的お手頃価格で行えるのが人気です。
仕組みとしては、毛根と呼ばれる「毛乳頭」にダメージを与える事で毛の成長を阻害するので、『成長初期・成長後期』の毛に対して効果を発揮します。脱毛部位やサロンで使用している機器によって最適な間隔は異なりますが2週間〜2ヶ月毎が良いでしょう。なるべく等間隔で行う事で高い効果が得られます。
医療脱毛に通うの場合の最適な間隔
医療脱毛は『レーザー脱毛』という方法で脱毛します。レーザー脱毛は医療機器を使用するので、脱毛サロンでは受けられない施術法になっています。
レーザー脱毛も光脱毛と同じく「毛乳頭」にダメージを与えて毛の成長を阻害します。また、レーザーで黒い部分に熱を与える仕組みなので黒い毛にしか効果はありません。
『成長初期・成長後期』の毛に対して効果を発揮しますので、2ヶ月毎の施術が好ましいとされています。
ワックスや毛抜きなどで抜く場合
毛抜きなどで毛を抜いて脱毛するのは、毛にも皮膚にもあまり良くないとされています。毛周期が狂う原因になりますし、皮膚の炎症も起こりやすくなります。脱毛サロンや医療脱毛で効果が出ない白髪だけを抜くことをおすすめします。
事情があって抜かなくてはいけない場合は、なるべく退行期の毛を抜くとダメージを抑えられます。毛を引っ張ってスルッと痛みなく抜ける毛はすでに退行期に入っていますので抜いてしまって構いません。
一方、痛みを感じる場合は成長期の毛です。抜くと毛根が一緒に抜けるので、毛細血管が傷ついてしまいます。
また、脱毛サロンや医療脱毛で脱毛中の場合は、抜くと効果がなくなりますので、次の脱毛予約日まで絶対に抜くのはNGです!
カミソリなどで剃る場合
カミソリで剃ってムダ毛を処理する場合は、毛周期に関係なくいつ処理しても問題ありません。しかし、肌表面を刃で傷つけやすいので、必要な時以外はなるべくしないようにしましょう。
脱毛クリームの場合
脱毛クリーム・除毛クリームは肌表面に出ているムダ毛をクリームで溶かします。ですので、白髪にも使え肌を痛めにくいのが特徴です。
脱毛クリームも毛周期に関係なく、いつでも使うことができますが、頻繁に使うと肌荒れの原因となりますので、クリームに書かれている使用方法を守って使いましょう。
毛周期は部位によっても違う!部位別ベストな間隔とは?
毛周期は毛の太さや生える場所によっても異なります。それぞれの毛周期に合わせて脱毛するのが一番効果的です。
ちなみに脱毛には関係ないですが、髪の毛にも毛周期があり、髪の毛は2年から6年と長いスパンで1サイクルします。1日に数本抜ける髪の毛は退行期に入った髪の毛ということですね!
脇(ワキ)
脇の下は毛細血管がいっぱい通っている大事な場所なので、太い毛が生えてきます。そんなワキの毛周期は6ヶ月〜10ヶ月と言われています。3〜5ケ月の成長期と、3〜5ケ月の退行期・休止期の繰り返しです。
顔
顔の毛の脱毛も人気です。脱毛サロンや医療脱毛で施術すると、メイクのノリも違ってくるみたいですね!
そんな顔の毛周期は1〜2ケ月の成長期と、2〜3ケ月の退行期・休止期で、約4ヶ月で1サイクルすると言われています。
手足
夏になると気になるのが手足のムダ毛…手足の脱毛から始める方も多いですよね。そんな手足の毛周期は約8ヶ月、3〜4ヶ月毎に成長期と退行期・休止期を繰り返します。
全身脱毛するならどこの部位の毛周期に合わせるべき?
全身脱毛するのに、わざわざ部位別にサロンや皮膚科に通うのは面倒ですよね。一般的に2〜3ヶ月を目処に等間隔で通うのが一番効果的と言われています。
脱毛は毛周期に合わせた間隔が最適!
脱毛方法や脱毛部位によって最適な間隔は異なります。毛周期を整えて、効率的にコスパ良く脱毛を行いましょう!