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脱毛をする際は、メリットや効果だけではなく、リスクについても理解しておく必要があります。
脱毛のリスクで意外と盲点になりがちなのが「硬毛化」です。
この記事では、硬毛化とは一体何なのか、何が原因なのか、予防法はあるのかということについて詳しく解説していきます。
硬毛化って一体何?
硬毛化というのは、体毛が脱毛前よりも太く、硬くなってしまう現象のことを指します。
脱毛には様々な方法がありますが、全ての脱毛で起こり得るトラブルと言えますので、注意が必要です。
硬毛化は、4回目あるいは5回目の照射が終了した段階で起こることが多いと言われています。
また、施術後すぐに症状が出るわけではなく、1か月から3か月前後経過したタイミングで起こるケースが多いため、慎重に経過観察をしていかなければなりません。
とはいえ、硬毛化が起こる確率は全体の1%前後と言われていますので、そこまで深く考える必要はありません。
あくまでも「起こり得るリスク」として頭に入れておくようにしましょう。
脱毛で硬毛化が起こる原因とは?
脱毛で硬毛化が起こる原因は、現段階でははっきりと解明されていません。
ただ、いくつかの説がありますので、以下にて詳しく解説していきます。
脱毛のエネルギー不足が原因
まずは、脱毛のエネルギー不足が原因という説です。
エネルギーが不足していると、中途半端な威力で毛や毛根にダメージを与えることになりますので、修復作用が働いて、以前よりも太く、硬くなってしまうのではないかと言われています。
クーリングのしすぎ
脱毛後は、肌が軽いやけどを負った状態になっていますので、炎症を抑えるためにクーリングを行います。
ただ、クーリングの時間が長すぎると、エネルギーが毛に伝わりにくくなり、硬毛化が起こると言われています。
こう聞くと、
「それならクーリングをしなければいいのでは?」
と思ってしまうかもしれませんが、クーリングをしないと、やけどや肌トラブルのリスクが高くなりますので、完全にクーリングを辞めるということは難しいのです。
毛周期が伸びることが原因
レーザーや光を照射することによって、毛の成長期が長くなり、硬毛化が起こってしまうという説もあります。
中には、
「ホルモンバランスの乱れが原因では?」
という方もいますが、ホルモンバランスの乱れがない方でも硬毛化を発症するリスクがありますので、現段階では有力な説とは言えないでしょう。
硬毛化になりやすい人の特徴は?
硬毛化になりやすい方の特徴は、
・年齢が若い
・色が白い
・毛穴が開いている
・産毛が多い
などです。
先ほども解説したように、なぜこのような方が硬毛化になりやすいのかということについては、いまだ解明されていません。
ただ、実際の症例から考えると、上記の特徴に当てはまる方の発症事例が多いということですので、注意が必要です。
硬毛化になりやすい部位があるって本当?
硬毛化は様々な部位で起こりますが、特に産毛や細い毛が生えている部分で起こりやすいと言われています。
具体的には、
・顔周辺
・うなじ
・背中
・おなか
・太もも
などが挙げられます。
脱毛後に硬毛化してしまったらどうすればいいの?
では、万が一脱毛後に硬毛化が起こってしまった場合、どうすればいいのでしょうか。
具体的な解決方法をいくつか紹介していきます。
放置
硬毛化は人体に悪影響を及ぼす症状ではありませんので、放置しても問題ありません。
毛には「毛周期」というのがあり、一定の期間が経過すると濃い毛が抜けて、新しい毛が生えてきますので症状が改善する可能性が高いと言えます。
服で隠れる部分や、人に見せない部分の場合は、深く考える必要はないでしょう。
また、毛が濃く見えているだけというケースもありますので、しばらくは様子を見るようにしてください。
この時に、
「不快だから」
「気になるから」
という理由で毛抜きを使って抜いてしまうと、次回の脱毛時に効果を得られなくなりますので注意が必要です。
再度照射する
硬毛化は、そのまま脱毛を続けることによって改善することがあります。
レーザーやフラッシュというのは、濃い毛に良く反応するようにできていますので、逆に硬毛化が脱毛効果の促進に繋がるケースもあるのです。
ただ、出力などを調整する必要が出てきますので、硬毛化の疑いがある場合は、事前にクリニックやサロンに連絡を入れておきましょう。
硬毛化を未然に防止するにはどうすればいい?
では最後に、硬毛化を未然に防止する方法について詳しく解説していきます。
医療脱毛を選択する
先ほども解説したように、
「硬毛化は脱毛器の出力が弱いことが原因で起こるのでは?」
と言われています。
硬毛化のリスクを軽減したいという方は、考えられる原因を1つずつ潰していくためにも、できるだけ医療脱毛を選択しましょう。
医療脱毛は、高出力のレーザーを用いて脱毛しますので、毛や毛根にしっかりとアプローチできるようになります。
また、万が一硬毛化が起こってしまった場合でも、出力の強いレーザーを照射し続けることによって症状を緩和できるケースがありますので、安心して脱毛を行えるようになるでしょう。
硬毛化した部分だけをニードル脱毛する
明らかに硬毛化が起こってしまっている場合、その部分だけをニードル脱毛するという方法もあります。
ニードル脱毛の場合、毛の組織を完全に壊すことができますので、再び濃い毛が生えてくることはありません。
ただ、ニードル脱毛は、
・レーザー脱毛
・フラッシュ脱毛
に比べると痛みが強く、費用も高額になりますので、切り札として取っておきましょう。
毛根を刺激しない脱毛方法を選ぶ
硬毛化は、毛根が修復する過程において起こるのではないかとも言われています。
この説が正しいと仮定すると、毛根を刺激する脱毛方法は硬毛化のリスクを高めてしまうと考えられますよね。
できるだけ毛根を刺激したくないと考えている方は、
・医療脱毛→蓄熱式脱毛
・サロン脱毛→SHR脱毛
を行ってみましょう。
これらの脱毛方法は、毛根を刺激しにくいため、硬毛化のリスクも軽減できるようになります。
ただ、それぞれのクリニック、サロンによって、導入している機器も違えば、採用している脱毛方法も異なりますので、事前に確認しておくことをおすすめします。
硬毛化の保証があるクリニックやサロンを選ぶ
硬毛化のリスクを極限まで下げたいと考えている方は、硬毛化に対して保証を行っているクリニックやサロンを選ぶようにしましょう。
このようなクリニック、サロンを選ぶことができれば、万が一硬毛化になってしまった場合でも、無料で再照射を受けられるようになります。
ただ、硬毛化の保証を行っている脱毛サロンは比較的少なく、基本的にはクリニックを選ぶことになりますので、硬毛化のリスクを軽減したいと考えている方は、医療脱毛を検討してみてください。
まとめ
硬毛化というのは、脱毛前よりも毛が太く、濃くなってしまう症状のことを指します。
どの脱毛でも起こり得るリスクと言えますが、意外と盲点になりがちです。
ただ、硬毛化について正しい知識をつけておかないと、万が一症状が出てしまった時にどうすればいいかわからず焦ってしまいます。
発症確率が1%前後と比較的低いため、深く考える必要はありませんが、最低限の知識だけは身に付けておきましょう。