脱毛後、照射部に赤いブツブツができてしまう方は少なくありません。
脱毛後にできる赤いブツブツは、痛みやかゆみを伴わないケースが多いため、放置してしまう方もいるのですが、色素沈着の原因になりますので早めに対処する必要があるのです。
そこでこの記事では、脱毛後の赤いブツブツは一体何なのか、どのように対処すればいいのか、予防するにはどうすればいいのかということについて、詳しく解説していきます。
・脱毛後の赤いブツブツって一体何?
脱毛後の赤いブツブツの正体は「毛嚢炎」です。
ニキビと勘違いしてしまう方もいるのですが、厳密に言えばニキビとは別物です。
毛嚢炎は、ムダ毛処理を行った際に起こることもあり、一概に脱毛が原因とは言えませんので注意しましょう。
・毛穴トラブルが起こる原因と対処法
では次に、脱毛後に毛嚢炎などの毛穴トラブルが起こる原因と、対処法について詳しく解説していきます。
原因
脱毛を行うと、皮膚のバリア機能が低下し、肌が乾燥しやすくなります。
すぐに保湿ケアを行うことによって、肌トラブルのリスクも軽減できるようになりますが、放置してしまうと毛穴が炎症を起こしてしまい、毛嚢炎などの原因になってしまいますので注意が必要です。
対処法
毛嚢炎ができてしまった場合は、患部を綺麗に保ち、いつも以上に丁寧に保湿を行うようにしましょう。
丁寧にケアをしていれば、数日で症状を緩和できるようになりますが、4日以上経過しても症状が治まらない場合、かなり菌が増殖している可能性が高いため、医療機関を受診しましょう。
・脱毛後の毛嚢炎を予防するにはどうすればいい?
では次に、脱毛後の毛嚢炎を予防する方法について、詳しく解説していきます。
保湿を行う
毛嚢炎は、肌のバリア機能が低下することによって起こります。
先ほども解説したように、脱毛後はレーザーの威力によって肌が乾燥した状態になっていますので、すぐに保湿を行うようにしましょう。
丁寧に保湿を行うことにより、肌のターンオーバーを促しやすくなりますので、綺麗な肌を維持しやすくなるのです。
清潔に保つ
脱毛後は肌が弱った状態になっていますので、過度な刺激を避け、清潔に保つことが大切です。
中には、脱毛後すぐに剃毛をしてしまう方もいますが、これをやってしまうと、弱った肌に追い打ちをかけることになり、毛嚢炎の原因になります。
また、
・温泉
・プール
など、多くの方が利用する施設の利用は、最低でも1週間ほど避けるようにしてください。
「自宅のお風呂ならいいの?」
という疑問を持つ方もいると思いますが、基本的に脱毛当日の入浴はNGです。
脱毛当日はシャワーで済ませ、翌日から様子を見て入浴するようにしましょう。
丁寧に剃毛する
毛嚢炎は、脱毛前のケアが原因で起こるケースもあります。
脱毛前は、基本的に自分で剃毛をしていく必要があるのですが、
・剃毛が雑
・毛の流れに逆らって剃る
・毛抜きを使う
このような方法で剃毛すると、毛嚢炎を引き起こしやすくなります。
特に、毛抜きでケアを行ってしまうと、毛根まで引っこ抜くことになりますので、効果が薄れてしまうのです。
また、Oラインなど、目視できない部分の剃毛については、クリニックやサロンで行ってくれることも多いです。
無理に自分でやってしまうと肌を傷つけてしまい、毛嚢炎の原因になるケースがありますので注意してください。
洗いすぎは禁物
何度も解説しているように、脱毛後は肌のバリア機能が低下していて、いつも以上に敏感肌になっています。
中には、
「脱毛後だから清潔にしておかないと」
と考えて、ゴシゴシ洗ってしまう方もいるのですが、これは逆効果になる可能性が高いです。
脱毛後は、あかすりなどを使用せず、優しく手洗いするようにしましょう。
・毛嚢炎を改善しないまま次の脱毛に行くとどうなる?
毛嚢炎は痛みやかゆみを伴わないケースが多く、中には放置してしまう方もいます。
ただ、毛嚢炎を改善することなく次の脱毛に行ってしまうと、
・炎症部分を避けて照射することになる
・脱毛自体を断られる
などのリスクが高くなります。
クリニックやサロンは、基本的に炎症を起こしている箇所や、炎症を起こしやすいと判断した箇所については照射を行ってくれません。
場合によっては、
「わざわざお越しいただきましたが、今回は照射をすることができません」
と言われてしまうこともありますので、赤いブツブツを発見した場合はすぐに対処するようにしましょう。
・まとめ
脱毛後、照射部に赤いブツブツができてしまった場合、毛嚢炎を発症している可能性が高いです。
毛嚢炎は痛みやかゆみを伴わないケースが多く、放置していても健康上は問題ありません。
ただ、色素沈着の原因になりますので、できるだけ早く対処することが大切です。
何をしても治らない場合は、脱毛を行ったクリニックや皮膚科に相談するようにしましょう。