脱毛を検討している方の中には、
「脱毛をして、毛穴を消滅させたい」
と考えている方もいるでしょう。
実際に、ネットやSNSの口コミを見ていると、
「脱毛をしたら毛穴がなくなった!」
という投稿をしている方も一定数存在しています。
この記事では、脱毛で本当に毛穴を消滅させることはできるのか、ということについて詳しく解説していきます。
脱毛後に毛穴がなくなるという噂の真実
結論から言ってしまうと、脱毛後に毛穴がなくなるというのは「都市伝説」です。
毛穴がなくなるという科学的根拠はどこにもなく、脱毛が完了しても毛穴は残り続けることが多いです。
間違った知識を身に付けたまま脱毛をしてしまったり、「毛穴をなくしたい」という過度な期待を持ってしまったりすると、がっかりすることになりますので注意しましょう。
脱毛後に毛穴が目立たなくなるのはなぜ?
脱毛で毛穴を消滅させるのは難しいですが、目立ちにくくすることなら可能です。
以下、脱毛によって毛穴が目立ちにくくなる理由について詳しく解説していきます。
肌が引き締まるから
脱毛を行うことで、徐々に毛が細く、小さくなっていきます。
そうすると、毛の細さに合わせて毛穴も引き締まっていきますので、毛穴が目立ちにくくなるのです。
自己処理を行う頻度が減るから
脱毛を行うと、自己処理の頻度が減ります。
自己処理の頻度が減るということは、カミソリなどで毛穴に与えるダメージも少なくなるということですので、毛穴が引き締まり、目立ちにくくなるのです。
化粧水や保湿クリームが肌に浸透しやすくなるから
脱毛を行って体毛を減らすことができれば、化粧水や保湿クリームを浸透させやすくなります。
そうすると、保湿効果を一気に引き上げられるようになりますので、毛穴が開きにくくなるのです。
脱毛後に毛穴が目立つことがあるって本当?理由は?
脱毛後は基本的に毛穴が小さくなるのですが、毛穴が炎症を起こしてしまった場合は、脱毛前よりも毛穴が大きくなります。
脱毛後は、肌のバリア機能が低下していて、通常よりもダメージを受けやすくなっています。
正しくケアを行わないと、毛穴が小さくなるどころか、以前よりも大きくなってしまいますので注意が必要です。
毛穴の炎症を抑える方法ってある?
では次に、脱毛後の毛穴の炎症を抑える方法について、詳しく解説していきます。
レーザーの種類や出力を変更してもらう
敏感肌の方は、レーザーの種類や出力を変更してもらいましょう。
脱毛に使うレーザーにはいくつかの種類があり、それぞれで特徴やメリット、デメリットが異なります。
中には、自分に合わないレーザーもあり、このようなレーザーを使ってしまうと、肌に強いダメージを与えることになりますので、毛穴の炎症に繋がりやすくなるのです。
とはいえ、自分で勝手にレーザーの種類や出力を変更することはできませんので、心配な方は医師や看護師に相談するようにしましょう。
医療脱毛ではなく、フラッシュ脱毛を選択する
毛穴の炎症を未然に防ぎたいと考えている方や、敏感肌の方は、医療レーザー脱毛ではなく、フラッシュ脱毛を選びましょう。
光の力で脱毛を行うフラッシュ脱毛は、レーザー脱毛よりも威力が弱めに設定されていますので、肌への負担も軽減しやすくなります。
保湿を行う
脱毛後の炎症を抑えるためには、術後すぐに保湿を行うことが大切です。
クリニックやサロンによっては、施術完了後、スタッフが保湿やクーリングを行ってくれるケースもありますが、それだけでは不十分と言えますので、帰宅後もしっかりと保湿するようにしましょう。
冷やす
脱毛の際は、高熱のレーザーを肌に照射します。
そのため、施術後は肌が軽いやけどを負っている状態になるのです。
先ほども解説したように、クリニックやサロンによっては、スタッフがクーリングをしてくれることもありますが、短い時間になることもありますので、必要に応じて自分でもクーリングを行うようにしましょう。
ただ、あまりにも冷やしすぎてしまうと、脱毛の効果が薄れてしまうケースがありますので注意してください。
紫外線対策をする
紫外線は脱毛の天敵です。
脱毛後に紫外線を浴びてしまうと、肌の乾燥が加速し、毛穴が開く原因になってしまいます。
場合によっては、色素沈着を起こすこともありますので、徹底的に紫外線対策を行いましょう。
まとめ
脱毛をすれば毛穴がなくなると考えている方は多いですが、これは大きな勘違いです。
脱毛を行ったからと言って、毛穴が完全に消滅するわけではありませんので注意しましょう。
ただ、脱毛を行うことによって、毛が細くなっていきますので、毛穴が引き締まりやすくなります。
毛穴を引き締めることができれば、以前よりも毛穴が目立たなくなるはずです。
とはいえ、脱毛をしたことによって毛穴が炎症を起こしてしまうと、逆に毛穴が目立ちやすくなるケースもありますので、今回紹介したことを参考にしながら、丁寧にケアを行っていきましょう。